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「建築」+「心の健康」・想像力が違う自由工房
★スタイリッシュな建築設計★
代表建築家・社会起業家 藤森孝幸・林 京子
心の安定を追求しています。自然をモチーフに色々なシュチュエーションに対応し感情をコントロールする建物を創造しています。

「犬舎」doghouse?or The residence of the dog?
人は色々な物・者に特別なこだわりを持つことがあります。

何にせよ趣味趣向と一言で言えない奥深ささえ感じてしまう事が多々ありましたが、この「犬舎」の事は忘れられないのです。

「愛する」I love it 愛しています その言葉は映画でもまた日常の生活の中でも耳にしますが、行動や言動でこれ程強く感じた事が有りません。人より仕事より「犬」なのです。すべてが「犬」中心に動いています。

dog-shouji.gif「犬舎」

犬を大事にしない人は

「犬を大事にしない人は信用できない」と開口一番反応を探るように話を切り出された。住宅の設計の依頼主からである。
二件抱えている住宅の犬小屋はそれぞれに特徴の有る結果になった。
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1.飯野邸の犬舎

コンクリート打ち放し壁式構造で上部が花壇である。壁の丸い金物は蔦物を絡ませるステンレスネットの取り付け金物と鉢物をぶら下げる穴明き金物の兼用と成っている。犬舎の入り口部分は1.8Mも有る。
この構成は私が考えた物では無い。飯野夫婦が娘同伴でこれでどうだろうと嬉しそうに話され家族の自信作と受け止めた。
ラブラドール二匹が住人で主人は朝4時半に起床し2時間半の犬の散歩を日課としている。大型犬を飼うにはこの散歩が条件でこれが出来ない人は飼うべきではない。風呂は犬と一緒に入る。もちろんシャンプーもする。
以前の犬舎はログハウスで6帖で、小屋の中に巾90cmの中段が有った。
何に使用するのか分からないので聞いてみた。犬と一緒に寝る為に必要と思ったとの答え。そうですか。

奥方は草花も好きで花壇を作り楽しんでいた。買い物から帰ると、犬が入れないようにしてあったその花壇の中央に居た。
その結果がこの犬舎との説明であった。では何故コンクリート造なのですか?木造では犬が夜中に戯れて音が響き近所迷惑だ、東京では木造は無理だ。そうですか。
庭は平坦な部分は防水土間コンクリートの上に乱形の角の丸い石張りにし、尿を洗い流せるようにする。植え込み部分は楕円形の石を縦に埋め込み、間に植物を植える。そうすると犬はその中に入らない。
犬と一緒に寝ると信用しきった目をしながら眠る。そういう目をする女性はいない。そうですか。
強制換気扇は必要。外灯、室内灯必要。常時流れている水が必要。夏は暑すぎるから那須の別荘に行くからこれでどうか。
飯野さんは大きい仕事をされている実業家です。ゴルフもシングルで特記すべきは犬と登山(日本アルプス等によく出かける)にあります。いい仕事をする為には忙しすぎては駄目で心の余裕が一番大事だ。

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東海林邸の「犬舎」

一個の石を数個に割り空間になる石を取り除いて再び原石の状態に戻す。
犬の主人に対する忠実さは定評が有るところで、常に飼い主の姿を追う性格が強くまたその姿勢が可愛がられる原因とも成っている。この事から逆に「隠すことの出来ない犬舎」が犬の気持ちを考えればベストポジションとなる。それはオブジェとしての意味合いも強くなる。
東海林氏と飯野氏は仕事を通じて親交があり、犬と登山の話は東海林氏に影響を与えている。
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